「神待ち少女」という言葉をご存知でしょうか。これは、最近ではあまり使われなくなってきた死語のような言葉ですから、「神待ち少女」という言葉を初めて見るという方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
「神待ち少女」という言葉は、出会い系などの掲示板を使って当座の宿泊場所や食事、家出を続けるために必要な生活費などを手に入れようとする「家出少女」たちを総称する言葉として使われ始めました。
家出少女に一夜の宿を提供したり、食事を御馳走したりする男性のことを、家出少女たちが「神」と呼び始め、そういった「神」からの交渉を「待つ」ことになる家出少女たちが、「神待ち少女」という言葉で呼ばれるようになったというわけです。
家出少女たちによる援助交際に男たちが食いついた
「神」の男性は、なにも無私の愛から家出少女に救いの手をさしのべているわけではありません。
「神待ち少女」と呼ばれる家出少女たちは、「神」からの支援に対して、その対価として「性行為」で応えてくれることがあるのです。ですから、「神」を志望する男性は、家出少女という十代の女の子の、禁じられた肉体を抱くという目的のもと家出少女を支援するわけです。
「神待ち少女」というのは「援助交際」をする家出少女を指す言葉であるといってよいでしょう。
家出少女たちが18歳未満である以上、「神待ち」という行為は「淫行」になるのであって、「神待ち少女」をめぐっては、事件や逮捕などが相次ぐことになります。もちろん、単純な「淫行」以外の事件による逮捕者もあらわれました。
家出少女の周辺は危険なトラブルに満ちあふれている
よく知られた代表的な事件は、家出少女との性行為をインターネットで配信して金儲けをしようとした「神」による事件と、その逮捕でしょう。
神待ちにまつわる事件は氷山の一角しか知られておらず、おそらくは、事件化されず、逮捕されていない「神」も多くいるのではないかといわれています。
監禁・軟禁や、強姦などの被害をこうむったまま泣き寝入りした、というような家出少女の数は、そう少なくはないと考えてよいでしょう。
「神待ち少女」である家出少女は宿を手に入れ、「神」の男性は若い女の子の肉体を抱くことができる。ここだけを見ると「美味しい話」であり、いわゆる“win-win”の関係のようにも思えます。
しかし、「神待ち」という行為の裏側は、それだけではおさまらない「殺伐とした危険なもの」をつねに含んでいるのです。
記事題材サイト:かみまちくらぶ